この運命が導くのは、恐怖か、救いか―
こちらを見つめ座り込む鬼太郎の警告から始まり、冒頭から不穏な物語の始まりを予感させる。
舞台は昭和31年、哭倉村(なぐらむら)。鬼太郎の父は、行方不明になった妻を探して哭倉村へとやってきていた。
水木は血液銀行に勤めるサラリーマンで、日本の政財界を裏で操る龍賀一族が経営する龍賀製薬を担当している。
当主の死去に伴い密命を背負って村へと向かうことになった水木は、鬼太郎の父であるかつての目玉おやじと出会う。
滅多に余所者の出入りがない村で、人々から向けられる冷ややかな視線に不安を感じ始めたころ、一族の中で、凄惨な殺人事件が起る。
禍々しい鳥居、謎の薬瓶、白い顔に黒い歯の男、不気味な老人、そして次々と現われる妖怪たち・・・。
人間も妖怪も“何か”を隠しているこの村に秘められた恐ろしい真実とは?
そして、本来であれば、交わるはずのなかった2人の出会いは、鬼太郎の誕生にどう影響してくるのか?
30秒映像も公開